成功率を高める
A/Bテストのポイント その3

~A/Bテストのアイディアを
どうやって具現化しよう?~

運営サイトの分析を行い、ユーザーテストもした。サイトの課題は見えてきたし、テストアイディアもいくつか考えた。
しかし、実際にテストをするとなると、どこをどうテストしたらよいか、迷ってしまう。
新しいデザインを考えるのも難しそうだけれど……。

テストパターンは意外に単純

テストのパターン 4つのファクター

前回のお話から、サイトを分析し、ユーザー調査や他社のサイトをヒントにして、テストのアイディアを挙げていく練習はやれたようです。
けれど、いざ実際にテストとなると、どのようにテストを進めたらよいか、考え込んでしまう場合もあるかもしれません。
もう少し具体的に、どんなところをどのようにテストしたらよいのか、説明しましょう。

テストのパターンというのは、整理すると、4つのファクターに分けられます。
すなわち、要素の有無配置デザイン文言です。

1つずつ解説しましょう。

要素の有無

要素の有無」とは、たとえば、応募ボタンを情報ページに入れるか入れないかです。
画面の遷移に追従して常に表示されるボタンの場合は、つねに「要素」を表示することになりますが、一方でユーザーに見づらいと感じられる場合もあり、なくすことでCV率を20%近く改善した例もあります。

配置

配置」とは、応募ボタンでいえば、情報ページの中央に入れるか、最下部に入れるか、など、表示する場所を考えることです。
意外に、大事なところなのに、配置場所が原因で見られていない、気づかれていないということがあります。A/Bテストによって、ユーザーに必要なことをきちんと伝える配置を探すことができます。

デザイン

デザイン」は、いろいろな側面があり奥深いのですが、色を変える、形を変える、人の写真で男性が登場するか女性が登場するか、そのような単純なものもデザインの一部です。
応募ボタンを例にすれば、ボタンの大きさ、色、フォントのテイストなどが、具体的なテストパターンとして挙がるでしょう。

文言

文言」は、応募ボタンでいえば、「いますぐ応募」とするか「かんたん応募」とするか、それとも「問い合わせ」にするか、といったことです。言い回しひとつでユーザーの反応は変わってきます。

この4ファクターに沿ってテストパターンを考えていくと、意外に簡単にアイディアが出てくるものです。
そして、今度は、慣れてくるとテストのアイディアをたくさん出すことができますが、アイディアが多すぎてどこから手をつけてよいかわからなくなってしまうという課題にぶつかることも。
上記の4ファクターに分けて整理して、どのアイディアがテストするものとして価値があるか、優先順位を判断をして、実際のテスト内容を決めていきます。

テスト要素を数値化して、優先順位の高いものから実施する

優先順位といわれても迷うかもしれませんが、優先順位のつけ方にもコツがあります。
可能性インパクト簡単さ
優先順位は、この3ファクターで考えましょう。


可能性」は、文字通り、CVRが上がる可能性の高さです。これはアナリティクスの数値やユーザーの声を参考に考えます。慣れてくれば、「こういう要素は効果がありそうだ」という経験則も身についてきます。

インパクト」は、そこを変えることで他に比べて大きな変化が望めるか。対象ページの訪問者数から、効果があった場合にどれだけの影響があるか、またコスト面も考えます。

簡単さ」はそのテストを実施するのに、技術的な工数はどの程度かかるか、部署間でコミュニケーションのコストが大きいか小さいか、考えます。

優先順位のつけ方

これをそれぞれ10段階でスコア化し、3ファクターを足し合わせて点数の高いものを優先して実行します。

結果が早く出るA/Bテスト、どんどん実行を

テスト用にクリエイティブをつくるというと、大がかりなものを考えがちですが、ボタンの色を変える、言い回しを少し変えるといったことで結果が出る事例も多いのです。
前回も説明したように、A/Bテストの良さは結果が早くわかることです。簡単にできるインパクトの大きい結果の出る可能性の高いテストは、どんどん試していきましょう。

【A/Bテストのアイディアを具現化する方法】 ・テストパターンは「要素の有無・配置・デザイン・文言」の4ファクターで考える
・「可能性・インパクト・簡単さ」の3ファクターで優先順位を決める
・可能性の高そうなものはどんどん実行してみる

A/Bテストは、CVRを高めるために行うものですが、絶対に上がるとはいえず、逆に下がってしまう場合もあり、実際にサイトが動いている中で行うのは勇気が要るものです。リスクを小さくするため、全体の3割だけテストしてみる、一部のセグメントでのみテストする、そのようなことも可能です。 こうした柔軟な方法をとれることが、DLPOのような専門ツールを導入いただくメリットのひとつです。また、DLPOでは、デザイン・コーディングの専門知識がなくても、マウスで直感的に A/Bテスト、パーソナライゼーションの設定ができる設定画面も用意しております。 テストを実施する上で、「有効なやり方がわからない」「もっと便利に使うには?」ということがあれば、細かいご提案もいたしますので、お気軽にご相談ください

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