電化製品、電気製品、工業部品のディストリビューターであるRS Componentsが、フォーマットに関する素晴らしい調査を自身のサイトで行いました。
この調査の目的は、商品ページにある「カートへの商品追加」のクリック率を高めることです。
顧客からのフィードバックによれば、「グリッド(格子)レイアウト」の箱型表記は、パッと見では理解しづらいとのことです。
調査チームは、レイアウトの変更がユーザー体験を改善し、コンバージョンを増加させると考えました。
値段のパネルのデザインを箱型から列型のレイアウトに変更することで、ユーザーの混乱を減らし、カートへの商品追加というコンバージョンを増加させると考えました。
しかし、今回の変更がまったく影響しない、もしくは、コンバージョンを減少させてしまう可能性も考慮していました。そのため、どちらのレイアウトが上手くいくか、テストを行うことにしたのです。
どちらのフォーマットに優位性があるかを判断するため、ABテストが行われました。調査期間は2週間です。3,500のトラフィックが50対50に分けられました。
訪問者の半分には、下記の箱型のフォーマットが表示されます。
勝者はバージョンBでした。列型のフォーマットに優位性が見られたのです。
箱型のデザインと比較し、列型のレイアウトは「買い物かごに追加」のコンバージョンが9.16%アップしました。調査結果の信頼性は93%です。
サンプルサイズが十分であること(訪問回数は3,500)、標準的な期間でテストが行われたこと(2週間)、信頼性は93%であること。これらの事実から、調査結果は十分に妥当であると思われます。
しかし、ベストプラクティスのテストでは、信頼度は95%かそれ以上を達成することが理想ではあります。
なぜ、列型のフォーマットは箱型のレイアウトよりも効果があったのでしょうか?それにはいくつかの理由が考えられます。
画面から10歩離れ、5秒間見つめた場合、簡単に情報を理解できないのであれば、すぐに情報にアクセスできるWebサイトではありません。ひと目で情報を把握できるために、読みやすいフォーマットで情報を提示するよう、工夫してみてください。
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