Webサイトやアプリなどの画面の右側や上部などに表示されるディスプレイ(バナー)広告についてABテストを行うには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
ディスプレイ広告はリスティング広告と比べて、画像が入るためにより視覚的な要素が強くなります。そのため、レイアウト、カラー、コピーなどもチェックし、画像をどのように入れるかを検証することが重要です。
また、検索結果として表示されるリスティング広告と異なり、ディスプレイ広告はユーザーのニーズに合わせて的確に広告が表示されることが望ましいので、パーソナライズも重要なポイントとなります。
パーソナライズとは個々のユーザーに合わせた情報を提供するというもので、過去にサイトに登録された年齢や性別、居住地域、過去の購入履歴、検索履歴などが判断基準となります。
ネットの検索エンジンのページを開いているときに、自分好みの情報がディスプレイ広告として表示されると思わずクリックしてしまいますが、興味がない商品についていくら何度も表示されてもクリックしたいという気持ちは起きません。
欲しいと思っている人に効率よく情報を届けるためには、パーソナライズを行うことは重要なポイントです。
ABテストではあまり多くの箇所を一度にテストすることは、焦点がぼけてしまうためにおすすめできません。ディスプレイ広告においても同様で、基本的には「タイトルだけ」「画像だけ」など1カ所に焦点を絞って行います。
まったく異質なバナーを2パターン作って比較した場合、ユーザーが何にひかれてクリックをしたのかが分からなくなってしまうからです。
できるだけ、一度に変更を行うのは一カ所のみとし、2つのバナーを競わせるようにします。