こんにちは!
過去にクリック率375%のアップをもたらしたこともあったのですが、DLPOでも失敗する場合があります。
「挑戦心」こそ何よりも重要なのではないかと私は考えています。将棋界の最年少プロ棋士、藤井聡太四段も、プロまでの道のりでは、いろいろと失敗をしているはずです。
あのエジソンでさえ、何回も何回も失敗をしています。そんなエジソンは次のような言葉を残しています。
わたしは、今までに、一度も失敗をしたことがない。
電球が光らないという発見を、今まで二万回したのだ。
失敗は失敗ではない、成功でないという「発見」なのです。 なるほど、納得です。良い機会ですので、少し勇気がいりますが、最近の「発見」を皆様にシェアできればと思います。
仮説:女性には黒のバナー広告よりもピンクのバナー広告の方が受けが良い(クリック率が高い)のではないでしょうか。
女性をターゲットにしているサイトに黒とピンクのバナー広告を配信しました。黒とピンクでクリック率に差が生じるかを調べます。
実際テストしたバナー広告の例 ↓ (全部で4サイズを用意しました)
•広告ツール: Google Adwords GDN
•ターゲティング:女性のみ
•表示回数: 489,762回
•クリック数: 618回
大きな差は出ていませんでした。統計的な視点では引き分けです。
負け要因としては 女性向けのサイトにはすでにピンク系の広告が多いため、ピンクの広告は目立たず、無視されてしまった可能性があります。(逆に黒の広告が目立ち、クリックされる可能性もあります)
仮説:東京の女性より、大阪の女性の方が「ヒョウ柄」の広告をクリックするのではないでしょうか。
東京の女性にヒョウ柄のバナー広告を配信しました。大阪の女性にも同じヒョウ柄のバナー広告を配信しました。
東京と大阪でクリック率に差が生じるかを調べます。
実際テストしたバナー広告の例 ↓ (全部で4サイズを用意しました)
•広告ツール: Google Adwords GDN
•ターゲティング:「東京」と「大阪」
性別:女性のみ、年齢:35~54歳
•表示回数: 345,542回
•クリック数: 436回
失望しています。予想と違って、微妙な差ではありますが大阪ではなく東京の方が多くクリックされています。
考えられる要因としては、すでに大阪にはヒョウ柄のバナー広告が多く、逆に東京にはヒョウ柄のバナー広告が少なく珍しかったためにクリックされた。あくまで仮説ですが。
※ちなみに、東京と大阪ではCTRに差があまりないと仮定しています。
地域別CTR:http://markezine.jp/article/detail/15794?p=2
仮説:全国より宇都宮の人の方が餃子の広告をクリックするのではないでしょうか。
全国に対して餃子のバナー広告を配信しました。同じ餃子のバナー広告を宇都宮の人にだけ配信しました。全国と宇都宮でクリック率に差が生じるかを調べます。
•広告ツール: Google Adwords GDN
•ターゲティング:「全国」と「宇都宮」
•表示回数: 629,219回
•クリック数: 149回
予想外の結果です。差はない、ない。クリック率そのものが非常に低いです。
宇都宮の人は餃子の広告に呆れているのかもしれません。 どこをみても、餃子は意外と人気がないようです。おいしいのに。
※地域別CTRのデータによると栃木のCTRは全国平均をやや下回ります。そこを同じに直したという点では餃子が貢献していそうですが、統計的に有意とは言えません。
仮説:全国より大阪の人の方がたこ焼きのバナー広告をクリックするのではないでしょうか。
全国に対してたこ焼きのバナー広告を配信しました。同じたこ焼きのバナー広告を大阪の人にだけ配信しました。クリック率に差が生じるかを調べます。
実際テストしたバナー広告の例 ↓ (全部で4サイズを用意しました)
•広告ツール: DSP
•ターゲティング:「全国」と「大阪」
•表示回数: 252,511回
•クリック数: 115回
これは当たりましたね!!!全国より大阪の人の方がクリック率が高いです。
※大阪のCTRは地域別CTRのデータによると全国平均とほぼ同様です。
大阪の人はたこ焼きに反応するが、宇都宮の人は餃子に無反応です。
ヒョウ柄や餃子のテスト結果から導き出した仮説から言っても、大阪にはたこ焼きのバナー広告が多く呆れられているため、クリックされないという可能性もあったと思われるにも関わらずのこの結果です。
その理由は今のところ不明ですが、やはり大阪とたこ焼きの結びつきには特別なものがあるということなのでしょうか。
今回は効果の薄い発見ばかりでしたが、ご安心下さい、世界が今までみたことのないテストを一杯一杯登録していきます。失敗を恐れないDLPOは今日にも、明日にも新発見を求めます。