OOH。 あの街頭ビジョンに「私」の名前がでた。あれも、これも「パーソナライゼーション」

あれも、これも「パーソナライゼーション」

「パーソナライゼーション」(PERSONALIZE)は日本語で「個人化する」という意味でWEB広告やWEBページを各ユーザにカスタマイズするという意味でよく使われています。
最近になって、AIなどの新技術の登場によって、「パーソナライゼーション」というのは必ずしもWEB限定の話ではなくなっています。

DOOH(デジタル野外広告)専門広告代理店Posterscopeの2016年のシェア・ア・コーク(Share A Coke)企画はその一つの好例だと言えます。

「Share A Coke」企画の簡単仕組み

  • 1)NYタイムズスクエアの街頭ビジョン周辺にいる人はスマートフォンで自分の名前とハッシュタグ#COKEMYNAMEをツイート。
    2)世界中で知られているNYの有名なランドマーク、タイムズスクエアの街頭ビジョンに、なんと自分の名前とその名前に関するアメリカンジョーク的な情報が表示されます。

    それだけでなく、その街頭ビジョンに表示されたパーソナルメッセージが画像として、自分の名前をツイートした人に自動配信されます。
    (動画参照↓)

  • NY訪問中の観光客が得に喜びそうな「もてなし」だと感じます。
    送られてきた画像はおそらくNY旅行の楽しい瞬間を切り取った「お土産」となるでしょう。
    もうちょっと身近なところで考えてみると、渋谷スクランブル交差点、街頭ビジョンに自分の名前が映し出されたら、嬉しいのではないでしょうか。

    AIの顔認識技術などを使い、ユーザに合わせたDOOH(Digital Out Of Home)はまだまだ目新しく、今後様々なパーソナライゼーション企画が生まれていくでしょう。
    ソーシャルとの連携もなかなか面白い。
    将来的にはアイトラッキングによる街頭ビジョンのABテストも考えられるかもしれません。
    今後の発展が楽しみです。

最後に、DOOHのパーソナライゼーションであれ、WEBのパーソナライゼーションであれ、目的はほぼ一緒だと思われます。各ユーザにより適したメッセージを提供することで、ユーザのその商品やサービスに対する認知・関心・好感の向上が期待できます。 犬には「骨」、猫には「魚」、ウサギには「ニンジン」…。

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