パーソナライズの実践にあたっては、5W1Hを踏まえて施策を構築します。
- Who~誰に向けてパーソナライズするか?
- Why~なぜパーソナライズするのか?
- What~何をパーソナライズするのか?(属性、好み、行動履歴など)
- Where~どこをパーソナライズするか?(サイトのページ、アプリのお知らせなど)
- When~いつパーソナライズするか?(配信のタイミング)
- How~どのようにパーソナライズを実施するか?(具体的なコンテンツ)
5W1Hに照らして施策の方針を決め、それぞれのユーザーに合わせて「Webページ表示」「メール配信」「Web広告」などのコンテンツの出し分けを実施します。パーソナライズの精度はデータの蓄積によって上がります。実行した施策の結果を集計、分析して、より精度高くパーソナライズを進めていくためには、ツールの活用が不可欠です。
パーソナライズ専用ツールを活用するメリットは、「誰に」「いつ」「どこで」などパーソナライズの詳細を簡単に設定でき、判定のためのデータ収集も容易になるということです。
パーソナライズを行うためのツールとして、以下があります。
レコメンドエンジン
ECサイトやコンテンツ提供サービスにおいて、過去の履歴をもとに各ユーザーに適したおすすめ商品やコンテンツを表示できるツールです。最適化されたレコメンド(おすすめ)表示は、ユーザーにとっても好みの商品やコンテンツが見つけやすいというメリットがあります。
LPOツール
LPOとはランディングページ(LP)を最適化することです。LPOツールではユーザーの情報を収集、計測、分析してその結果をもとにWebページの改善を行います。ABテストでCVRを上げたり、ユーザーの行動履歴をもとにWebページに表示させる情報を出し分けしたりすることができます。
ABテストツール
ABテストとは、WebページなどのビジュアルやテキストのパターンAとパターンBを実際に表示させ、どちらが効果的かを計測するテストです。ABテストツールを活用すれば効果的なパーソナライズに向けたテストの設定や実行、検証がスピーディーで、効率よくパーソナライズを実装できます。
ターゲティングツール
Web接客とは、サイトに表示されるポップアップやチャットボットにより、あたかもリアルな接客のようなユーザーとの双方コミュニケーションを図ることです。Web接客ツールとは、ポップアップやチャットボットを提供できるツールで、パーソナライズされた接客を設定することができます。
Web接客ツール
LPOとはランディングページ(LP)を最適化することです。LPOツールではユーザーの情報を収集、計測、分析してその結果をもとにWebページの改善を行います。ABテストでCVRを上げたり、ユーザーの行動履歴をもとにWebページに表示させる情報を出し分けしたりすることができます。
以上のように、パーソナライズの効率化に役立つツールが各種提供されています。自社のパーソナライズは具体的にどう進めるか、先ほど紹介した5W1Hで明確化した方針に合うツールを選びましょう。
DLPOのLPOツールは、ABテストとパーソナライゼーションとの併用が可能です。属性や好みによって分類したユーザー/顧客に対して、配信するコンテンツを出し分けできます。パーソナライゼーションを裏付けるためのABテストを効率よく実施できるので、着実にCVR向上を図ることができます。
参考:DLPOのパーソナライズ配信機能