Kaizen Platformは顧客体験の最適化に注力しているデジタルマーケティングのプラットフォームです。Kaizenのテストチームは、彼らのクライアントでITを中心とした求人掲示板のGreenを運営しているAtraeの依頼を受け、このゲーミフィケーションのABテストを行いました。
求人応募数の増加を目的とし、テストチームはどちらのフォームのパフォーマンスが良いか、テストをすることにしました。1つ目はわかりやすいフォームで、もう1つは、ゲーム要素を盛り込んだ「あなた自身の冒険を選ぼう」というサインアップのフォームです。
テストチームは、ゲーム要素を含んだ「あなた自身の冒険を選ぼう」のフォームは求人応募者の躊躇を少なくすると考えました。サインアップのプロセスを説明したビジュアルフローを提供しているからです。その結果、通常の求人フォームよりもコンバージョン数が増加すると考えました。
しかし、ゲーム要素を含むドロップダウンのフォーマットは混乱を招いたり、通常のフォームと大きく異なるため、サインアップフォームとして効果的でない可能性があることも認めていました。
そのため、チームはこれらのフォームをテストすることにしたのです。
Kaizenは自社のABテストツールを用いて、Greenのオンラインマーケティングチームと共に、どちらのデザインがGreenの求人データベースへの登録数を増加させるかを計測しました。
テスト期間は28日間であり、10,400の訪問者を対象としました。トラフィックは3等分されています。
訪問者の1/3は、オリジナル(Aバージョン)のサインアップフォームを閲覧します。実際の画面は下記です。
勝者はCバージョンでした。ゲーム要素を含んだデザインのフォームが大きな勝利を得たのです。
冒険を模したマップのようなフォームは金脈を掘り当てました。通常のテキストバージョンのドロップダウンのデザインと比較し、コンバージョン数は65.79%増加しました。
このテストの信頼性は95%です。
テスト結果のより詳細な内訳は、下記となります。
サンプルサイズが適切(10,000以上の訪問者)、十分なテスト期間(28日間)、95%の信頼性という事実から、このテストの妥当性は強いと言えます。
しかし、サンプルサイズ(10,000人)が3分割されているため、それぞれのバージョンの最終的なコンバージョン数は非常に小さかったことは注意すべきです。全てのグループが正であることを確認するため、サンプルサイズはより大きいほうが理想的と言えます。
いずれにせよ、テスト結果は統計的に妥当であり、ゲーム要素を含んだバージョンはサインアップのコンバージョン率を改善すると言えます。
なぜ、ゲーム要素を含んだデザインのフォームが勝利したのでしょう?
いくつかの理由が考えられます。
楽しく見せようとすることを心配する必要はありません。ユーザー体験にゲーム要素を含ませ、退屈さを減少させ、既存のフォーマットを脅かす方法を探してみましょう。
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