DLPO、セプテーニと共同でAIを活用したLPOツール「SaiL(セイル)」を開始
~AIを活用したABテスト×パーソナライズで最適なLPを配信、高いCVRを実現~
DLPO株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:作左部勇次郎、以下「DLPO」)は、 株式会社セプテーニ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:清水 雄介、以下「セプテーニ」)と共同で、AIを活用したLPO*1ツール「SaiL(セイル)」を9月30日より開始しました。
デジタルマーケティングにおいて、コンバージョン率を高めるためには、あらゆる広告配信手法に加え、ランディングページ(以下「LP」)の最適化が重要になっております。
コンバージョン率改善施策においては、複数パターンのページをランダムに配信し、最もパフォーマンスが高いページを定量的に導き出す「ABテスト」が定着しつつありますが、昨今では、全てのオーディエンスに対して平均的に効果が高いLPだけでなく、各オーディエンスの興味やコンテキストに合わせた最適なLPを導き出すことで、高いコンバージョン率を実現する「ABテスト×パーソナライゼーション」に注目が集まっています。
一方で、各セグメントにオーディエンスを当てはめABテストを実行するには、データに基づく対象セグメントの設定や、各セグメントのABテストチューニング等に多くの時間と手間を要していました。
セプテーニではこれまで、インターネット広告事業のさらなる発展を目的にAI(深層学習、機械学習)の活用やデータマーケティングに関する研究と開発を続けてきました。また、DLPO はABテスト・パーソナライズを活用したコンバージョン改善に実績を持っています。この度、両社の技術・ノウハウを合わせることにより、AIを活用して高いコンバージョン率を実現するLPO*1ツール「SaiL(セイル)」を開発いたしました。
本ツールでは、各オーディエンスデータからAIでスコアリングを行い、見込みスコア別に配信セグメントを自動生成し、各セグメント対して訴求軸やコンテキストなどのABテストを実施し、さらに、ABテストの結果を含めAIで機械学習を行い、各セグメントのLPを継続的に最適化することが可能です。
本ツールを活用し、AIで学習を行う為のオーディエンスデータ収集、データ加工・整形、予測モデル構築から、ABテスト実行の為のテスト計画立案、クリエイティブ制作、ABテストツール実装とテストデータ分析、そして最適化まで、ワンストップで提供いたします。
DLPOは今後ともLPOツール「DLPO」の最先端のテクノロジーを開発・実用化すると共に、利便性の高い機能拡充を図ることで、お客様の幅広いマーケティングニーズに応えてまいります。(※本サービスはセプテーニより販売提供致します。DLPOはLPOツールの技術提供に特化し、DLPO経由での販売は行いません。)
※LPO(Landing Page Optimization):ランディングページの最適化
「SalL」によるLP配信イメージ
「SaiL」の効果検証について
本ツールのリリースにあたり、化粧品・トイレタリー業界のクライアント様で実証実験を行いました。
実証実験では、リーチ系(類似・インタレスト)配信により集客したオーディエンスを、見込み顧客スコアとして、「高」・「中」・「低」・「ターゲット無し」の4セグメントに分け、ファーストビュー訴求軸で7パターンのクリエイティブを制作し、各セグメント別にABテストを実施しました。
検証の結果、各セグメントによって効果の高いLPパターンが異なることがわかりました。
また、通常のLP配信時のコンバージョン率と比較して、全てのオーディエンスに平均的に効果が高いLPを配信した場合の改善率が1.7%だったのに対し、セグメント別で効果が高いLPを配信した場合は23.4%の改善率を達成することができました。
- 事業内容
- インターネット広告事業
- 本社所在地
- 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー28F
- 代表者
- 代表取締役社長 清水 雄介