【PR】ECサイトの決済フローを最適化するには?カゴ落ちの原因と対策8選

近年では、インターネットの普及および新型コロナウイルスの長期化により、オンラインでの商品注文・購入が増加しています。ECサイトは、多くの消費者にとって、とても身近な存在といえるでしょう。

しかし、ECサイトを新たに導入したはいいものの、「売上が上がらない」「カゴ落ちが頻繁に起こってしまう……」などとお悩みの方は少なくないでしょう。そこで今回は、ECサイトの決済フローを最適化する施策の一環として、カゴ落ちの原因と対策法を解説します。

カゴ落ちとは?

カゴ落ちとは、ECサイトを訪れたユーザーが商品を買い物カゴに追加したものの、購入せずに離脱してしまうことです。

この現象は決して珍しいものではなく、多くのECサイトで問題視されています。実際に、Baymard Institute社の調査によると、世界のECサイトにおける平均的なカゴ落ち率は「69.67%」にも及ぶことがわかっています。およそ10人に7人が商品に興味を示したものの、精算せずにサイトを離れていることになり、カゴ落ちによる売上ロスは計り知れません。

カゴ落ちが起こる主な原因

ECサイトを訪れ、一度は購入の意思を持って商品を買い物カゴに入れたにもかかわらず、ユーザーが離脱してしまうのはなぜでしょうか?

2022年にBaymard Institute社が行った調査では、オンラインショッピングでカゴ落ちする理由として、消費者は次のようなことを回答しています。

  • ・追加費用(送料や消費税、手数料など)が高すぎるから
  • ・会員登録が必要だから
  • ・配送が遅いかから
  • ・クレジットカード情報の入力が不安だから
  • ・購入までのプロセスが長すぎる/複雑だから

参考:46 Cart Abandonment Rate Statistics

想定外の費用や入力の手間、エラーなど、ささいな不信感・不便さがカゴ落ちにつながっているケースが少なくありません。カゴ落ちに至るまでの経緯や原因はさまざまですので、自社ECサイトのカゴ落ち率や原因を把握し、しっかりと対策を取ることが重要です。

ECサイトでできるカゴ落ち対策8選

では、ECサイトのカゴ落ちを防ぐためには、ECサイトの決済フローをどのように工夫すれば良いのでしょうか?カゴ落ち率を下げるための8つの施策について解説します。

1.合計金額を最初から表示する

Baymard Institute社の調査からわかるように、商品価格以外の追加費用が想定外であったことが原因でカゴ落ちするユーザーは少なくありません。

商品自体の価格が魅力的でも、いざ決済の段階で「消費税」「送料」「手数料」といった費用が追加されると、お得感がなくなり離脱につながりやすくなります。

これを防ぐには、送料や手数料を下げることはもちろん、最初から税込み価格を表示したり、送料や手数料を明示したりしておくなど、想定外の追加費用をなくすことが有効です。決済に進む前の段階から、合計金額をわかりやすく表示するといいでしょう。

2.ゲスト購入(非会員購入)を可能にする

会員登録しないと購入できないECサイトの場合、会員登録の手間がユーザーの購買意欲を下げ、サイト離脱につながっているかもしれません。

この場合、ゲスト購入のオプションを用意することで、会員登録の手間を減らすことができます。どうしても会員登録をしてもらいたい場合は、入力項目を少なくしたり、登録するメリットを示したりして、会員登録に対する心理的ハードルを下げましょう。

3.決済までのプロセスを簡素化する

会員登録の手間をなくすことに加え、決済までのプロセスを全体的に簡素化することもカゴ落ちの予防に有効な施策の一つです。

購入プロセスがあまりにも長かったり、複雑でわかりにくかったりすると、ユーザーは面倒だと感じ、離脱してしまいます。ユーザーの負担を最小限にするため、不要な情報入力は省き、入力フォームは一つにまとめましょう。

また、余計なバナーやメッセージの表示は避け、どこに何を入力するのかがわかりやすいようにECサイトの決済ページのデザインにもこだわることが理想的です。

4.UIはレスポンシブかつ使いやすく

近年ではスマホEC市場が右肩上がりに急増しており、2020年にはBtoCのECにおけるスマホ経由の取引は「50.9%」にも及んでいます。

スマホのさまざまな画面サイズや画面の向きに適合できるように、ECサイトのUIはレスポンシブに対応させ、どのデバイスからでも使いやすいデザインに設計することが重要です。

5.決済代行サービスを導入し、決済手段を増やす

できるだけ多くの決済手段を用意し、幅広いユーザーの需要に応えることも、カゴ落ちを防ぐにはうってつけの方法です。

ライフスタイルに合わせてユーザーが自由に決済方法を選べるようにしておけば、「現金で払えないから」「ポイントが使えないなら……」など、決済手段不足によるカゴ落ちを防げます。さらには、クレジットカード情報の入力に抵抗があるユーザーにも安心して決済してもらえます。

決済手段を増やすには、決済代行サービスがおすすめ!

複数の決済手段を導入するには、オンライン決済代行サービスの利用が便利です。中でもおすすめなのが「KOMOJU」という日本の決済サービスです。KOMOJUを利用すれば、とても簡単にさまざまな決済手段を提供・管理することができます。

たとえば、KOMOJUは、キャリア決済やスマホ決済、プリペイド決済、銀行振込などに加えて、「コンビニ決済」や「ペイディ(Paidy)」にも対応しています。

日本は、世界第4位のeコマース市場でありながら、他の国と比べて「現金支払い」が多いという特徴があります。KOMOJUで決済方法を増やすことで、現金派のユーザーのカゴ落ちを効果的に防ぐことができます。

6.カゴ落ちメールを配信する

カゴ落ちしたユーザーに向けて、カート内の商品を思い出してもらうために送信するメールのことを「カゴ落ちメール」と言います。商品を一度でもカゴに入れたということは、商品に興味があるということですので、カゴ落ちメールの配信はユーザーをECサイトに呼び戻すのに効果的です。

自社の商品の特性などに合わせて、配信タイミングを工夫したり、在庫やセールなどの情報を沿えて配信したりすると、より効果的に購買を促すことができるでしょう。

7.対応地域・言語を増やす

対応地域や言語、通貨を増やすことも、有効なカゴ落ち対策の一つです。ECサイトには、さまざまな国や地域からたくさんのユーザーが訪れます。その際、ユーザーの居住地や優先する言語・通貨に対応していなければ、離脱につながってしまいます。

自社ECサイトの顧客データに合わせて、入力フォームを多言語化したり、その地域に併せて決済のオプションを最適化したりすれば、カゴ落ちを食い止められるでしょう。

8.CTAボタンをABテストする

CTAとはコンバージョンを促すためのボタンのことで、ECサイトにおいては「買い物カゴに追加する」など、購買を促すためのボタンを意味します。

中でも、買い物カゴページに設置されているCTAボタンは、コンバージョンに限りなく近いこともあり、最適化されていないCTAボタンがカゴ落ちの原因になっているケースが少なくありません。

そこでおすすめなのが、CTAボタンをABテストして改善する方法です。CTAボタンは構成要素がシンプルでテスト設計が容易であるため、カゴ落ち対策としての再現性に優れています。

実際に、ブックオフコーポレーション株式会社では、CTAボタンの色や形、文言、表示場所など、毎月複数のABテストを実施しました。その結果、カートのコンバージョンを前年比128%向上させることに成功しています。

CTAボタンのABテストには、ボタン野郎がおすすめ!

CTAボタンのABテストは、ABテストに特化したツールを活用すると驚くほど簡単に実行できます。中でもおすすめなのが、あらゆるボタンをABテストで押しやすくするサービス「ボタン野郎」です。ボタン野郎を使えば、ECサイトのCTAボタンのクリエイティブをABテストで最適化し、コンバージョンを改善することが可能です。

まとめ

今回は、ECサイトにおけるカゴ落ちの主な原因と8つの対策法を紹介しました。

カゴ落ちは、ECサイトにおける発生率が「69.67%」と高く、対策を大きな売上ロスにつながりかねません。自社ECサイトでカゴ落ちが起こる原因に合わせて対策を行い、ECサイトの決済フローを最適化することでカゴ落ちを食い止めましょう。

参考サイト

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