株式会社キャリアデザインセンターでは、転職サイト「type」の運営にDLPOを活用しています。
DLPOの導入前は、サイト改修にエンジニアの協力が必要なため、LPOを進めにくかったことが課題でした。しかしDLPOの導入により、手軽にPDCAを回せる環境を構築。その結果UI改善やABテストを迅速に行い、仮説検証のスピードが大幅に向上しています。
LPのパフォーマンスを高めるために便利なのが、LPOツールです。LPOツールを導入することで、最短距離での目標達成を目指せます。LPOツールは数多くあり、それぞれ料金や機能などに違いがあるため、どれが目的にあったツールか選べず困っている方も多いでしょう。
今回は、おすすめのLPOツールを費用面と機能、サポート体制から比較しました。LPOツールの活用事例や導入方法など、実際に導入した後をイメージしやすい情報も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
LPOツールとは、ランディングページ(LP)の改善に役立つ機能を備えたツールです。まずはLPOの定義や、LPOツールの基本機能、導入メリットを紹介していきます。
LPO (Landing Page Optimization=ランディングページ最適化)は、ランディングページ(LP)をユーザーのニーズに合わせて最適化し、ページのコンバージョン率(CVR=成約率)を上げるマーケティング手法です。
そもそもLPとは、リスティング広告やバナー広告、ブログ内のCTAをクリックした後に表示させる、商品やサービスを紹介するWebページで、縦長の1ページで構成されているのが一般的です。ユーザーの問い合わせや資料請求、商品購入がコンバージョン(CV)として設定されています。
なお、検索結果をクリックして最初に表示されるWEBサイトのトップページやSEO記事などがLPと呼ばれることもありますが、WEBマーケティングにおいてはCVを目的とした狭義のLPを指して用いられます。
LPOと似た言葉にSEOがあります。SEO(Search Engine Optimization)は、Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索したときに、上位に表示されるようにする取り組みのことです。SEOの目的は、WEBサイトへの流入数アップや商品・サービスの認知拡大などで、LPOの施策としてSEOが用いられることもあります。
一方でLPOの目的は、「資料請求」や「商品購入」といったCVボタンのクリック率を高めることです。そのために、ユーザーの離脱につながっている原因を取り除いたり、ユーザーの興味を惹く工夫を施したりといった改善施策を実施します。そのために便利な機能が豊富に備わったツールが、LPOツールです。
LPOツールの機能はツールによって変わってくるものの、次のような機能を備えているケースが多くなっています。
LPOツールには、ノーコードでLPを作成できるエディターが備わっているため、プログラミングやデザインのスキルがない人も簡単にLPを作成可能です。キャッチコピーや画像の差し替え、レイアウトの変更といった部分的な変更だけでなく、新規でLPを作成できるツールもあります。
ABテストとは、CVRを高めるために、改善パターンのパフォーマンスを比較するテストのことです。テストパターンはLPを訪れたユーザーにランダムで振り分けられ、ユーザーの行動パターンを数値化したデータをもとに、どちらがより優れたパターンかを判断します。テストパターンの作成もLPOツール上で行えて、ABテストの設定や結果の集計なども行えるため、ABテスト専用ツールを導入する必要がありません。
パーソナライズとは、ユーザーの年齢や性別といった属性や、LPの訪問回数や流入経路といった行動履歴などのセグメントによって、表示させる内容を変更する手法です。ユーザー1人ひとりにより適切なアプローチができるため、LPのパフォーマンス向上を期待できます。ABテスト機能と組み合わせることで、特定のセグメントにのみテストパターンを表示させることも可能です。
ヒートマップとは、ユーザーがLP内で取った行動履歴を視覚的に表したものです。サーモグラフィーのように、多くのユーザーに見られている箇所は暖色で濃い色に表示されるため、数値を見比べなくてもユーザーが関心を持った場所がひと目でわかります。反対に、離脱の原因になりやすい箇所も簡単に特定できるため、改善のための仮説立案にも活かせます。
CV数や離脱率、クリック数など、ヒートマップよりもさらに詳細なLPの分析データをチェックできるのがレポート機能です。LPOやABテストの効果検証に役立つデータがまとまるので、Google Analytics(GA4)よりも手軽に確認できます。
LPOツールを導入することで、効率的にLPOが進むうえ、初心者でも簡単にLPOに取り組めるようサポートしてもらえます。
LPOツールのヒートマップ機能を使うと、ユーザーがどこをよく見ているか、どこでクリックしているかを視覚的に把握できます。また、どんな検索語句でLPにたどり着いたかという「流入キーワード」もわかるため、ユーザーがどんな情報を求めているかが見えてきます。
LPOツールのレポートで表示されるデータは、LPの課題を正確に把握するのに役立ちます。「CVボタンがクリックされていない」「重要な情報が見られていない」などの問題を具体的に把握できるため、どこを改善すれば効果が出るかがわかりやすくなります。
LPOツールで得たデータや改善アイデアは、他のLPにも活かせます。これにより、1つのページを改善するだけでなく、複数のページで成果を出すことができ、効率的に運用を進められるのです。
LPOツールは数多く存在するため、LPOの成果を出すためには、各ツールの特徴を比較検討しながら自社に最適なものを選ぶことが大切です。ここでは、LPOツールを比較検討する際の重要なポイントを解説します。
まずはツールの信頼性を確認しましょう。信頼できるツールでなければ、期待した成果を得られない可能性があります。
次に考慮すべきはコストです。無料で利用できるLPOツールもありますが、機能が制限されている場合があるため、費用対効果を見極めることが大切です。
自社のLPOの目的や状況に合った機能が搭載されているかを確認しましょう。
ツールを導入する際、使い方に迷ったりトラブルが発生したりすることがあります。そのため、充実したサポート体制が整っているかどうかも重要なポイントです。
代表的なLPOツールを15個ピックアップしました。
ツール名 | 特徴 |
---|---|
DLPO | ABテスト機能が充実し、最適化が自動で進行 |
Ptengine | 多機能を1つにまとめ、効率的に効果測定が可能 |
SiTest | フォーム改善特化で、誤入力時のエラーメッセージ自動表示 |
VWO(Visual Website Optimizer) | 直感的な操作と多角的な結果分析で効率的に改善 |
ABTasty | AIを使い、パーソナライズとテストを簡単に実施可能 |
Optimizely X | Web・アプリ両方でABテストが可能、視覚的に結果分析 |
KAIZEN PLATFORM | UX専門家によるサポートと広範なテスト機能が魅力 |
KARTE Blocks | ノーコードで簡単にサイト改善、データ連携も可能 |
Squad beyond | LP作成・データ分析を一貫してサポート、共有機能充実 |
CVX | 直感的な操作でLP作成、分析機能搭載 |
dejam | 初心者でも簡単に改善提案、ノーコード編集 |
ミエルカヒートマップ | ユーザー行動を「見える化」、無料サポート |
User Insight | ヒートマップで行動分析、パーソナライズ提案 |
AIアナリスト | 自動分析で改善案提案、データに基づく最適化 |
それぞれ詳しく解説していきます。
DLPOは850社以上で導入され、累計約75,000件ものABテストを実施してきた国産のLPO(ランディングページ最適化)ツールです。ランディングページだけでなく、オウンドサイト、ECサイト、ネイティブアプリなど、静的ページにも動的ページにも実装できます。
DLPOが対応しているテストは、リダイレクトABテストを含むABテストと多変量テスト、複数ページテストです。設定できるセグメントが細かいため、多様な目的に沿ったABテストを実施できます。テスト実施期間中に進捗状況をチェックして設定を柔軟に変更できるうえ、ツール上でテスト結果の有意差判定も可能です。
テストパターンを作成できるエディタは、テキストや画像の変更を直感的な操作で行えます。また、自由度の高いコードエディターも利用でき、動的ページやネイティブアプリ画面上でもABテストの実装が可能です。Webサイト分析ツール(GA4、AdobeAnalyticsなど)、ヒートマップツール(Microsoft Clarity、コンテントスクエアなど)、DMP・CDP(IntimateMerger,、TreasureDataなど)との連携も可能なので、結果を多角的に分析できます。
問い合わせには電話とメールで対応していて、仮説の設計やレポーティングなどを支援するコンサルティングサービスも提供しているなど、ツールを使いこなして成果を出せるようサポートする体制が整っています。
Ptengineは、ランディングページ(LP)の効果を最大化するために役立つオールインワンのLPOツールです。ABテストやヒートマップ、サイト解析、ページ編集、Web接客、パーソナライゼーションといった多彩な機能が1つにまとまっており、世界で20万社以上に導入されています。
Ptengineでは、ABテストやリダイレクトテストをノーコードで簡単に行えます。エディターを使えば、テキストや画像をクリックするだけで編集が可能。コンテンツごとに異なるテストパターンをすぐに作成できます。
管理画面では、CVRなどの数値データだけでなく、ヒートマップを使ってユーザーの行動を一目で把握できます。どの部分がよくクリックされているのかが視覚的にわかるので、改善の方向性が見えやすいです。
さらに、「AIスマート配信」機能を活用すると、テスト結果をもとに最適なパターンを自動で選定可能です。効率よく結果を得られます。時間をかけずに効果的な施策を見つけられるため、LPOをスピーディーに進められます。
また、Ptengineには無料で利用できるFreeプランがあります。ヒートマップは1ページのみの制限があり、サポートは利用できませんが、気軽にABテストを試してみたい初心者には最適です。
SiTestは、世界中で100万以上のサイトに導入されているLPOツールです。ABテストやヒートマップ、EFO(エントリーフォーム最適化)、パーソナライズなど、さまざまな機能を1つのプラットフォーム上で使うことができます。ABテストだけでなく、多変量テストにも対応しており、専用エディターを使えばテストパターンの作成も簡単に行えます。
SiTestの特徴は、フォームの改善に特化した機能が豊富にあることです。たとえば、ユーザーがフォームに誤った情報を入力したときにエラーメッセージを自動で表示したり、入力状況を「入力開始率」「中断率」「完了率」としてデータ化したりできます。これにより、フォームのどこでユーザーがつまずいているのかが一目でわかり、ABテストを通じて課題を解決しやすくなります。さらに、有料オプションを追加すれば、BtoB向けの企業情報データベースを活用したフォーム最適化や、ステップ型のフォームに変換する機能も使えます。
SiTestには、気軽に試せる無料プランも用意されています。ただし、無料プランでは計測できるPV数が3,000までに制限されており、サポートサービスは利用できません。それでも、フォーム改善を目的としている場合には非常におすすめのツールです。また、導入実績が70万サイト以上あり、ユーザーからの評価も高い点は安心材料といえます。
さらに、SiTestでは導入前にツールの使い方をデモで体験できるほか、導入後の活用方法についても無料でサポートを受けられます。これからフォーム改善に取り組みたい方にぴったりのLPOツールです。
VWOは、ABテストに特化した便利なツールです。操作が直感的で、初心者でも簡単にテストパターンを作成できるビジュアルエディターが用意されています。さらに、カスタマイズ可能なウィジェットや、特定のユーザーグループを対象としたテストができるセグメント設定機能、分かりやすいスマートレポート機能など、ABテストを効率よく進められる仕組みが揃っています。VWOでは、ABテスト、多変量テスト、スプリットテストの3種類のテストに対応しています。
VWOの特徴は、テスト結果を正確に判断するためのサポートが充実している点です。VWOの統計エンジンを使えば、結果が統計学的に有意になるのを待たずに意思決定が可能です。また、レポートはユーザーのセグメントごとにカスタマイズして確認できるため、細かなデータ分析ができます。このように、多角的な視点からテスト結果を検証できるのが強みです。
さらに、ノーコードでテストパターンを作成できるため、プログラミングの知識がなくても安心です。1つの変更を複数のページに適用することも可能なので、作業が効率よく進みます。また、ユーザーの興味や購買意欲を高めるためのウィジェットを簡単にページに追加できる「WEB接客」機能も備わっています。
VWOはGoogle Analytics(GA4)とも連携でき、不明点があればテクニカルサポートも利用できます。ただし海外製ツールなので、初めて使うときにはやや慣れが必要かもしれませんが、国内では専任のコンサルタントが導入から運用までサポートしてくれるため、安心して使い始められるでしょう。また、国内外のさまざまな事例を参考にできるのも魅力です。
ABTastyは、ABテスト、スプリットテスト、複数ページテスト、多変量テストを行える海外製のABテストツールです。世界中で900以上のブランドに導入されており、多くの企業で活用されています。
ABTastyの魅力は、エンジニアのサポートなしでも簡単にテストやパーソナライゼーションが実施できることです。AIを使った効率的な配信、全デバイスでの最適化、ROI(投資利益率)の分析機能など、多彩な機能が揃っています。また、直感的に操作できるビジュアルエディターを使えば、マウス操作だけでLPを編集できます。ユーザーの行動に応じてポップアップやバナーを表示したり、自動スクロール機能を活用したりするなど、柔軟なテストパターンを作成できます。特にECサイト向けのウィジェットが豊富なので、オンラインショップを運営する企業におすすめです。
さらに、ABTastyではAIを活用したトラフィック配分やチャンピオンページの判定が可能です。パーソナライゼーションにもAIが取り入れられており、ターゲットに応じた最適なメッセージを表示できます。これにより、ただ一度の訪問だけでなく、長期間にわたってユーザーの関心を高める「ナーチャリング」も効率的に行えます。
ただし、ナーチャリングの成果を引き出すには、しっかりとした戦略設計が欠かせません。ABTastyは海外製のため、日本語でのサポートが限定的で、コンサルティングサービスも提供されていません。そのため、操作する人にある程度の知識が求められます。
Optimizely Xは、WebサイトだけでなくモバイルアプリのABテストやパーソナライゼーションを簡単に行えるツールです。iOSやAndroidに対応しており、トラフィックの振り分け割合を調整できるため、リスクを最小限に抑えつつ新機能を迅速にテスト・実装できます。また、ユーザーごとに最適化されたコンテンツを提供することで、Webサイトだけでなくアプリ利用者のCVR向上にも貢献します。
レポート機能には、最新の統計エンジン「Stats Engine」が採用されており、結果がグラフや図表で視覚的にまとめられるため、初心者でも分析しやすいのが魅力です。ヒートマップ機能は内蔵されていませんが、外部ツールの「Contentsquare」と連携することで、ユーザーの行動をさらに詳しく分析できます。
対応しているテストは、ABテスト、多変量テスト、複数ページテストの3種類です。Optimizely Xは海外製のツールですが、日本では販売代理店によるコンサルティングサービスが利用可能なため、自社に専門的なリソースが足りない場合でも安心して導入・活用できるでしょう。
このツールは、直感的に操作できるインターフェースやモバイル対応といった利便性が高く、初心者でもスムーズに改善サイクルを回せる点が強みです。初めてABテストを試したい方や、アプリの最適化に取り組みたい企業におすすめのツールです。
KAIZEN PLATFORMは、Webサイトの改善をサポートするツールで、ABテストやパーソナライズ、フォーム改善といった機能を備えています。動的ページへの対応も可能で、幅広いテストを効率的に実施できるのが特徴です。これにより、サイト全体のユーザー体験(UX)の向上を目指す企業に適したサービスとなっています。
KAIZEN PLATFORMの最大の特徴は、ツールの提供だけでなく、UXに強い専門人材によるサポート体制が整っている点です。これまで900社以上のサイト改善を支援してきた豊富な実績をもとに、各企業の課題に応じた改善案を提案してくれます。そのため、専門知識が不足している場合でも、プロフェッショナルの力を借りながら施策を進められます。
さらに、「KAIZEN AD」や「KAIZEN SALES」といった他ツールとの連携がスムーズなため、部署やチームを横断してマーケティング施策に取り組む際にも非常に便利です。トップページやランディングページだけでなく、申し込みフォームや登録フォームの改善まで対応可能で、サイト全体のCVRアップをサポートします。
また、データを活用した高度な施策にも対応しており、ユーザーの流入経路に応じてLP(ランディングページ)の内容を変えるなど、パーソナライズ機能も充実しており、クロスセルの促進やサイト内の回遊率向上といった効果も期待できます。初心者から上級者まで、幅広いマーケティング施策に対応できる点が魅力です。
KARTE Blocksは、ノーコードで簡単にWebサイトの改善ができるLPOツールです。サイトの各部分を「ブロック」として分け、ブロックごとにテストや変更を行う仕組みが特徴です。最短10秒でテストパターンを作成できるほど初心者でも直感的に操作できるため、専門的な知識がなくても安心して使えます。
ABテストや多変量テストにも対応しており、ブロック単位で効果を検証できます。また、テスト中でもサイトの表示速度や操作性に影響が出ないため、ユーザーに快適な利用体験を提供しながら改善を進められます。
パーソナライズ機能では、バナーの配信期間や表示形式を柔軟に調整可能です。さらに、「KARTE Live」を組み合わせることで、ユーザーがどのようにサイトを閲覧しているかを動画で確認でき、より効果的な仮説の立案に役立ちます。
Salesforceや顧客データ管理ツールと連携できる点も魅力で、複数のチャネルから集めたデータを活用しながら改善を進められます。チャットやオンライン会議を通じたサポートも充実しているため、社内に専門知識がない場合でも安心して導入可能です。
KARTE Blocksを使えば、エンジニアの力を借りずにサイト改善のスピードを大幅に上げ、PDCAサイクルを効率化できます。その結果、CVRの向上やマーケティング施策の成果向上が期待できるでしょう。
LP(ランディングページ)の作成から効果測定、改善までを一貫して行える便利なLPOツールです。専門的な知識がなくても簡単にページを作成し、データを活用した改善を進められます。
Squad beyondの特徴は、サーバー付きのエディターを活用して、LPや記事を無制限に作成できる点です。作成したページはチーム内で簡単に共有でき、修正や進捗確認もスムーズに行えます。外部メンバーを招待すれば、そのユーザーも全機能を無料で利用可能です。
ヒートマップ機能が標準搭載されており、ページごとの実績やユーザーごとの行動を視覚的に分析できます。またダッシュボードでは、広告費や売上、利益の推移などを一括で確認が可能です。LP運用に関する業務全体を効率化し、マーケティング活動を最適化できます。サポートも無制限に利用でき、初心者でも安心して導入・運用を進められる仕組みが整っています。
Squad beyondを活用すれば、LP作成やマーケティング施策のスピードが向上し、効果的な改善を継続的に行うことが可能です。これにより、CVRの向上や業務効率化が期待できます。
CVXは、LPの成果を上げるための便利なツールです。初心者でも簡単に使えるデザインテンプレートを利用して、プロ並みのLPをスピーディーに作成できます。約200種類のテンプレートを標準搭載しており、テキストや画像を差し替えるだけで、簡単にカスタマイズ可能です。さらに、直感的な操作でページ全体の編集や、ボタンのサイズ、画像の位置などの細かい調整も自分で行えます。
CVXの魅力は、LP作成だけでなく、A/Bテストやヒートマップ分析などの分析ツールが一体化している点です。異なるデザインやコンテンツの効果を比較し、最適なものを見つけることで、CVRの向上を目指せます。さらに、Googleアナリティクスとの連携により、ユーザーの動きを詳しく追跡することも可能です。
例えば、新商品や新サービスを短期間でテストしたい場合、CVXを使えばLPを数日以内に公開し、その効果をすぐに確認できます。また、既存のLPをCVXに移行して、改善運用を効率化することも可能なため、外注せずに自社でLPを作成・運用することでコスト削減にもつなげられるでしょう。
14日間の無料トライアルも提供されていますので、実際に試してみて導入するか決められるのも魅力です。
Webサイトを訪問したユーザーの行動を分析し、サイトの改善案を簡単に提案するLPOツールで、マーケティング初心者でも安心して使えます。
主な機能として、ヒートマップ、A/Bテスト、AIによる改善提案、タスク管理などがあり、直感的な操作でサイト改善が可能です。さらに、参考になるLPの事例や改善ノウハウも管理画面上からチェックできるため、「何から手をつけていいかわからない」という悩みを解消します。
使い方はシンプルで、URLを入力するだけで具体的な改善案が提案されます。コードが書けない人でもノーコード編集機能で簡単に変更可能です。ヒートマップではユーザーのクリックや視線の動きを可視化し、訪問者がどの部分に興味を持っているかを分析できます。こうした機能により、効果的な改善案の実行がスムーズに進むでしょう。
導入実績も豊富で、パナソニックホームズ株式会社や小田急電鉄株式会社など大手企業が活用しています。dejamを導入することで、複数ツールを使い分ける必要がなくなり、マーケティング作業を効率化しつつ、成果を最大化できます。初心者からプロまで幅広く対応できるLPOツールとして、サイト改善の第一歩を踏み出す際におすすめです。
ミエルカヒートマップは、ウェブページのユーザー行動を「見える化」できる初心者にも使いやすいツールです。訪問者がどこでページを離れたかを把握できる「スクロールヒートマップ」、どの部分がクリックされたかを示す「クリックヒートマップ」、そしてページ内でよく読まれている箇所を明らかにする「アテンションヒートマップ」という3つの基本機能を備えています。こうした機能を活用することで、LPの課題を簡単に見つけることができます。
また、ポップアップ機能やABテスト機能を使って、ユーザー体験を改善しながらCVを増やすことも可能です。初心者でも安心して利用できるよう、ツールの使い方をわかりやすく説明する無料サポートや導入前のレクチャーが用意されています。
さらに、競合サイトの広告内容を調査できる機能や、ページ変更前後の状態を比較するための自動キャプチャ機能も搭載しています。
ミエルカヒートマップなら、サイト訪問者の行動を分析し、より効果的な改善策をすぐに試すことができます。月間3,000PVまでは無料で利用できるため、導入のハードルも低く、初めての方にもぴったりです。
User Insightは、LPの改善を目指すマーケティング初学者に最適なツールです。このツールを使うと、通常のアクセス解析に加えて、ヒートマップ機能でユーザーの行動を可視化できます。たとえば、ページ内でどの部分がよく見られているか(熟読エリア)、どのリンクがクリックされているか(クリックエリア)、どこでユーザーがページを離れるか(離脱エリア)などを確認できます。また、PC・スマホ・タブレットといった端末別の流入状況も分析可能です。
さらに、ページビューや訪問者数などの基本的なデータをリアルタイムで把握でき、ユーザーの年齢や性別、サイト訪問頻度といった属性情報も簡単に分析できます。収集したデータをもとに、効果的なページ改善やマーケティング戦略を立てることが可能です。
A/BテストやSEO分析、EFO(入力フォーム最適化)などの多彩な機能が搭載されていて、UI改善やCVRアップを目指せます。また、AIによるレコメンド機能を利用すれば、ページ改善やパーソナライズされたコンテンツ配信もスムーズに行えます。国内外の大手企業から中小企業まで、多くの導入実績があり、信頼性も抜群です。
AIアナリストは、LPの改善ポイントを自動で分析し、効果的な提案を行うツールです。Google AnalyticsやGoogleサーチコンソールと連携することで、特別な設定なしに、WEBサイトのデータを元にした改善案やレポートを自動で作成してくれます。
例えば、「PCとスマホ」「新規訪問者とリピーター」「年齢や性別」といった視点でデータを分析し、サイトの成長につながる具体的なアクションプランを提示します。
また、操作性にも優れており、ワンクリックで施策の効果を確認できるため、忙しいマーケティング担当者にも便利です。38,000を超えるサイトの成功パターンを学習しており、データに基づいて最適な改善案を提案するため、施策の実行から結果の検証までスムーズに進められます。
さらに、SEOや広告運用、フォーム改善など、サイト全体のパフォーマンスを向上させる幅広い機能を備えています。導入企業の65%がCVRを大幅に改善しており、多くの業界で成果を上げています。
LPOツール「DLPO」の活用事例を通して、LPOツールの導入によりどれほどの成果を期待できるか見ていきましょう。
株式会社キャリアデザインセンターでは、転職サイト「type」の運営にDLPOを活用しています。
DLPOの導入前は、サイト改修にエンジニアの協力が必要なため、LPOを進めにくかったことが課題でした。しかしDLPOの導入により、手軽にPDCAを回せる環境を構築。その結果UI改善やABテストを迅速に行い、仮説検証のスピードが大幅に向上しています。
さらに、サイト内の色味調整や表示順の最適化など、データに基づいた改善が可能になりました。これにより、チームの活性化や施策の効率化も進み、新しいアイデアを積極的に試せる風土が形成されています。
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エムアイカードではDLPOを活用して会員向けサイトの改善に取り組んだ結果、CVR30%アップを達成しました。
DLPOを導入した背景には、「お客様1人ひとりに合わせた最適な体験を提供したい」という想いがあります。たとえば「ウェブ明細」という表現を「紙の明細ストップ」に変更するABテストを実施することで、大幅なCVR改善が実現しました。この結果から、クリエイティブの小さな工夫が大きな成果につながることが示されています。
また、以前使用していたツールは、操作が複雑で効果分析も難しかったことが課題だったそうです。しかしDLPOの導入後は、運用負担の軽減や迅速なテストサイクルが実現できたことも魅力だといただいています。
株式会社キタムラのフォトスタジオ「スタジオマリオ」では、DLPOのパーソナライズ機能を活用してLPのメインビジュアルを訪問者に合わせて出し分けることで、CVRを28.9%向上させることに成功しています。
ユーザーの行動履歴を基に、例えば「衣装を見る」ページで男の子用を選択した訪問者には男の子向けのビジュアルを、女の子用を選択した場合は女の子向けのビジュアルを表示しました。個々のニーズに対応することで予約数が大幅に増加し、特に0~1歳児のバースデーフォトでは顕著な成果が得られました。
DLPOはサポート体制が充実しているため、導入に際して具体的な事例やシミュレーションを提供しました。これにより、課題に対する解決策が明確化され、導入がスムーズに進んだそうです。結果、訪問者に最適なビジュアルを表示することで、より多くの顧客がスタジオマリオを利用するようになりました。ツールの効果が数字で裏付けられたことで、さらなる施策の可能性が広がっています。
LPOツールは次のような流れで導入し、LPのパフォーマンスアップに役立てます。
まずは自社にあうLPOツールをピックアップしていきましょう。機能や自社環境への適用可否を確認し、分からないことがあれば適宜問い合わせながら、最適なツールを選んでいきます。ツールによっては導入に向けたロードマップを提案してもらえることもあるので、LPOツールベンダーの担当者に相談してみてください。
導入するツールが決まったら利用申し込みをし、活用するための環境を整えます。LPにLPツールを利用するためのコードを埋め込んだり、Google Analytics(GA4)とデータを連携するための準備をしたりなど、セットアップからはじめていきましょう。
LPOのためにABテストを実施するにあたって、LPOツール上で設定を行っていきます。テスト対象となるユーザーのセグメントや、テストパターンを振り分ける割合など、ABテストの条件設定を具体的に定めていきましょう。
LPOツール導入後も、ページの表示速度や検索順位などに影響がないかも念のため確認しましょう。LPOツールは基本的にABテストやパーソナライズによる悪影響が生じないよう設定されているため、流入数やCV数などから変化がないことを確かめれば大丈夫です。
改善案をテストパターンとして反映したABテストを実施します。ABテストの実施期間は2週間が目安で、平日と土日のどちらもバランスよく含めることで、時期による変数が生まれないよう設定するのが一般的です。ただし、2週間で必要なサンプル数が集まらない場合は、さらに長い期間実施する必要があります。
ABテスト期間が終了したら、LPOツールのレポートを確認し、パフォーマンスが優れたテストパターンの要因を分析しましょう。Bパターンとして実装したものが優れた数値を記録していれば、そのまま改善案としてLPに反映させてください。仮説どおりの結果が出なかった場合には、原因を分析して次回の改善案を考案します。
LPOツールを導入することで、より早く成果の出るLPを作成できるようになります。LPOツールには無料で使えるツールもあるものの、機能に一部制限があります。有料ツールであっても無料トライアル期間を設けていたり、導入後の活用プランを提案してくれたりするケースもあります。DLPOをはじめ今回紹介したツールも参考にしながら、目的に適したツールを選んでみてください。